アルテ|その人本来の美しさを大切にしたいから
アルテは、本当に安心安全な
オーガニックコスメ基準をふまえて製品作りをしています。

最も理想的なオーガニックコスメを提案するために、「日本オーガニックコスメ協会」が立ち上げた国産オーガニックコスメのアルテ。
自然界にあるものだけで作ったオーガニックコスメです。化学合成成分を一切使っていません。

 

Contents

肌の乾燥が気になる季節、 「ローズバルサム」で ハリと潤いのある肌に!



バルサムとクリームってどう違うの?

最近、オーガニックコスメで、バルサムというアイテムが目につくようになってきました。
そもそもバルサムって何?

と思っている人も多いのではないでしょうか?
バルサムとクリームの違いは水を使っているかいないかということ。
バルサムの基本原料は、「ミツロウと植物オイル」で水は含まれていません。
※ミツロウとは、ミツバチが巣を作るために分泌する蝋を精製したもの。
それに対して、クリームの基本原料は、「オイルと水」。水を使用しているために防腐剤が必要になります。というのも、モノが腐るのは水があるからなのです。

クリームの場合、「オイルと水」は、もともと混ざり合わない性質のため、必ず乳化剤(界面活性剤)を使用して混ぜ合わせます。しかし、一般的なクリームは、乳化剤として合成界面活性剤を使っています。合成界面活性剤は、たんぱく質変性作用があるために肌を薄くして、肌バリアを壊してしまいます。

また、防腐剤としてパラベンやフェノキシエタノールなどの石油由来の合成成分が使用されています。実は、ほとんどのクリームが肌にとって嬉しくない合成成分のオンパレードで作られているのです。
それに対して、「ミツロウと植物オイル」だけのシンプルな処方で作るバルサムは、乳化剤の必要がなく、水分も含んでいないので、防腐剤も必要ありません。
敏感肌や安全な成分にこだわる方に、バルサムは特におすすめのアイテムなのです。


最高級のダマスクローズ配合の「ローズバルサム」

バルサムの中でも、特におすすめしたいのが、最高級のダマスクローズをふんだんに使った「アルテ ローズバルサム」です。

ダマスクローズと聞くと、ブルガリアを連想する人も多いと思いますが、実はダマスクローズの原産地は、ペルシャ。現在のイランからシリア、トルコに及ぶ地域です。そんな歴史を反映して、ダマスクローズの別名は、「ペルシアンローズ」です。





薔薇は長い歴史の中で品種改良が重ねられ、4万種類もあると言われていますが、ダマスクローズは、8種類しかない原種の薔薇です。実は、薔薇の品種改良は、人間が好む色や形と引き換えに、香りを失うことも多いのが実情です。しかしダマスクローズは、何よりもその貴重な香りを保つために、古代からの原種がそのまま守られ、尊重されてきたのです。

現在でも、最高級のダマスクローズの一大産地は古代ペルシャがあったイランです。その中でも最高ランクとされているのがカシャーン地方のローズオットーと呼ばれる精油です。

カシャーンの薔薇が最高級とされている理由は、その栽培法にあります。標高が2000メートル以上もある山岳地帯で、野生の状態で育てているのです。乾燥の地は、薔薇に地中深く根をはらせ、厳しい寒暖差は、いっそう薔薇の香りを甘く強いものにします。
「アルテ ローズバルサム」は、この最高級のカシャーン地方で伝統的に作られたローズオットーを使用しています。



ローズは、女性の心と体の強い味方です


ローズオットーの香りは、甘く優美で華やか。

その甘い香りには、翳った心を癒し、気持ちを明るく活気づける働きがあります。
薔薇の香りの効果は、現代科学の分野でも、確認されています。心地よい香りは、全身のバランスを整え、健康をもたらすのです。女性特有の不調に働きかけてくれることも確認されています。

また、薔薇に含まれる数多くの成分は、美容素材としても高い価値があり、硬くなった肌をふっくらと柔らかくし、潤いと弾力を与え、くすみのない明るい肌へと導いてくれます。さらに肌の皮脂バランスを整えることにも優れているため、油性の肌にも乾燥した肌にも適しており、その人にとってちょうどいい潤いを保ってくれます。そんな薔薇は、年齢にあわせたお手入れとしても最適です。

薔薇は心にも体にも肌にもパワフルにそして調和的に働きかけてくれるため、揺れ動きやすい女性の心身にとっての強い味方です。

心が沈みがちな冬、最高級のローズオットーの香りの「ローズバルサム」で心も肌も潤いましょう!

乾燥する冬のバルサムの使い方

洗顔 ⇒ オイル ⇒ 化粧水 ⇒ バルサム+オイル 
洗顔の後、化粧水というのが基本とされていますが、ブースター(導入剤)として、先にオイルを入れたほうが、より潤います。オイルの後に化粧水を入れると、オイルに化粧水がなじみしっとりとします。この後バルサムを適量手のひらにのせ、オイルを1~2滴たらして混ぜ合わせると、伸びがよくなりクリームのように顔全体になじませることができます。

お手入れの最後にバルサムを入れることで、化粧水やオイルが蒸発せずに閉じ込められるため、保湿力がアップするのです。

乾燥が気になる冬には、ぜひバルサムを使いこなしてください。


おすすめ商品

アルテ ローズ美容バルサム 20g


長野県で有機栽培したローズやローズヒップなど生薬を配合して、乳化剤を使わずに作っています。美しいピンク色は、シコンエキスの色で、この成分には肌のキメを整えるなどの働きもあります。古い製法で作られているイラン産のローズ油(ローズオットー)、カミツレ油、ゼラニウム油など、すべて天然のオーガニック精油のみのブレンドで、心地よい香りに仕上がっています。








知っていますか? キューティクルのない髪は、紫外線に弱い?!

知っていますか? キューティクルのない髪は、紫外線に弱い?!

髪にも紫外線ケアが必要です。まずは、石鹸シャンプーを使い始めましょう!

髪のキューティクルを大切に育む、素髪の艶シャンプー

紫外線に弱い髪の人が増えている理由は?

素肌だけではなく、「髪にも紫外線ケアが必要」といった話を、最近、よく耳にします。強い陽ざしのせいで、すぐに髪がパサパサになったり、色が変わったり…。紫外線を浴び続けると、髪も老化していきます。でも実は、皆さんの髪そのものが紫外線に弱くなっていることを知っていますか?

原因は、合成シャンプーです。合成シャンプーの洗浄成分は合成界面活性剤。合成界面活性剤は、たんぱく質変性作用があるため、髪を保護している透明層のキューティクルをどんどん壊してしまいます。キューティクルのない髪は、ストレートに紫外線の影響を受けやすくなってしまうのです。

とくに夏は、汗をかくことが多いため、髪を洗う回数が増えます。そのたびに合成シャンプーを使うわけです。合成シャンプーが引き起こす問題は、ただ髪が細くなるだけではありません。頭皮も薄くしていくため、痒みやフケの問題も出てきます。また合成界面活性剤は、皮膚に浸透して、体内にも蓄積するため、重い生理痛やそのほかの子宮に関係した病気を誘発します。

さらに合成シャンプーは、顔やからだにも流れ落ちるので、この場合は、たんぱく質変性作用で肌バリアも薄くなっていきます。

夏が終わり涼しくなってくると、髪が乾燥しきり、からだのあちこちが痒くなる人がどっと増えるのは、頻繁に使った合成シャンプーが原因と思われます。

石鹸シャンプーで、本当の髪の艶を取り戻そう!

「アミノ酸系シャンプーを使っているから大丈夫」という人も多いのですが、これもまた合成シャンプーで、髪や頭皮にダメージを与えます。

「オーガニックシャンプーを使っているから大丈夫」という人は、成分をしっかりとチェックしてくださいね。オーガニックとは名ばかりで、実は合成シャンプーという製品が出回っています。

また合成シャンプーを使っているけど、髪は「つやつや」なので問題はないと思っている人も多いようです。でもその「つやつや」は、本当の艶ではなく、合成ポリマーの偽の「つやつや」です。

合成ポリマーは、髪全体をビニールコーティングしてくれているだけなのです。 偽の艶に満足している間にも、さらに髪は細くなり、芯だけになっていきます。

まやかしの「つやつや」に満足していないで、髪が本来持っている「つやつや」=キューティクルを取り戻しませんか。 キューティクルを取り戻すために、もっとも大切なポイントは、まずは合成シャンプーを止めることです。

本当の髪の艶=キューティクルを取り戻すには、やはり石鹸シャンプーを使うことです。

石鹸シャンプーで髪のボリュームアップ、紫外線にも強い髪を育む

長年、使ってきた合成シャンプーのおかげで、キューティクルがすっかり消失している髪には、石鹸シャンプーは、最初のうち、きしみ感があるかもしれません。しかし頭皮から伸びている髪にはキューティクルがあるので、それが順調に伸びてくれば石鹸シャンプーはぐんと使いやすくなります。

何よりうれしいのは、石鹸シャンプーを使い続けていると、まず髪のボリュームが出てきます。そしてまったく合成ポリマーにたよる必要のない、髪本来の艶が蘇ってきます。それは、本物のその人の実力の「つやつや」です。

嬉しいことにキューティクルがある髪は、夏の紫外線にも強くなります。キューティクルには、紫外線を和らげる効果があるからです。そのため、いつもほどほどにしっとりサラサラの髪をキープすることができます。

髪を頻繁に洗う夏だからこそ、石鹸シャンプーを使いましょう。そして紫外線に負けない、本物の「つやつや」髪を大事に育てましょう!

石鹸入門者にも使いやすい石鹸シャンプー

髪が傷んでいる人ほど、最初は、石鹸シャンプーできしんだりするのですが、最近は、石鹸シャンプー入門者にも使いやすい製品も出てきました。アルテの「素髪の艶シャンプー」。いろいろな石鹸シャンプーを使ったけどダメと言う人も、「これなら使える!」という声が多く寄せられています。頭皮をケアし、育毛を応援する植物エキスも多く配合されているので、髪のボリュームが無くて悩んでいる人には、ぜひぜひ試してほしいシャンプーです。

また石鹸シャンプーの後は、かならず酸性のコンディショナーを使ってください。髪に艶を与え、サラサラに仕上がります。

ハーバルウォーター(芳香蒸留水、ハーブ水)とは?

ハーバルウォーター(芳香蒸留水、ハーブ水)とは?



ハーブを蒸すことによって得られます。ハーブの香り成分は、もっとも小さな分子であり、微細粒子なので、窯の中で蒸気が抱え持ってあがることができます。それをふたたび冷やすことによって、ハーブの水溶性の芳香成分を含んだハーバルウォーターを得ることができます。 ハーバルウォーターは、糖類や油分を含んでいないため、腐りにくいのが特色です。ノンアルコールなので、敏感肌の人がつけるローションとして最適です。
ハーバルウォーターは、一見、ただの水のようですが、実はその効果は驚くべきものがあります。それはハーブ水に含まれている微細な美容成分のおかげです。

ハーバルウォーターの微細成分は、肌の奥にまで入ることができるため、素肌にいい影響を与え、調和をとり、素肌を強くし、健康で美しい素肌を育むために役立ちます。

またハーバルウォーターは、香りがいいので、心のコントロールにも役立ちます。それぞれのハーブによって、素肌への特性も異なるので、その日の肌や気持ちに合せて使い分けることがおすすめです。たとえば朝は、気分をすっきりとさせるローズマリーのハーバルウォーターを、そして夜には気分が安らぐラベンダーというように使い分けることもおすすめします。

『アルテ』のハーバルウォーターの特性



  1. 長野県で栽培した、国産オーガニックハーブが原料。
  2. 中央アルプスの超軟水で蒸留しています。その結果、不純物が混じった匂いがなく、植物本来の香りがたつハーバルウォーターになっています。長野県の中央アルプスの湧水は、硬度16度から18度の超軟水です。(一般的に、100度から10度の間がおいしい飲み水の条件になっています)。
  3. 蒸留する長野県の工場の位置が、海抜700メートルの場所にあるため、通常100度の水の沸点が97度ほどと低くなります。この条件もまた、より低い温度で蒸留が可能なため、このこともまた植物本来の香りがそのまま表れたハーバルウォーターになっている理由です。
  4. 防腐剤としてユズ種子エキスを使用。これは川上晃農学博士が信州大学の協力を得ながら独自開発した天然の防腐剤です。ユズ種子エキスは、抗酸化力が高く、ハーバルウォーターの保存期間を長くします。またユズ種子エキスは、肌に対しても抗酸化力を発揮するので、美容成分としても役立っています。



それぞれのハーバルウォーターの特性


カミツレ

心安らぐ香り、肌にやさしく敏感肌にも

肌荒れを防ぐアズレンが多いジャーマン種のカミツレ(長野県産)が原料。作用は穏やかで、刺激も少ないため、敏感肌の方でも安心して使うことができます。肌の痒みも和らぎます。肌のくすみケアに。心安らぐやさしい香りです。


クラリセージ

毛穴を引き締め、きめ細やかな肌へ

毛穴の悩みにぜひ使ってほしいのがクラリセージ(長野県産)のハーバルウォーター。このクラリセージの化粧水を使っているうちに、毛穴が小さくなり、毛穴の汚れも目立たなくなったという声も。やや甘い香りは、心とからだの緊張を解くので、夜につける化粧水としても最適です。


ラベンダー

ラベンダーの中でも最も香りが良い「オカムラサキ」ラベンダー

ラベンダーの中でも香りの良さで有名な「オカムラサキ」(長野県産)という種類をハーバルウォーターにしました。なめらかでキメ細やかな肌へと整えます。気品と優しさがかなでる香りは、気持ちが落ち着かない時に。特に夜、おやすみ前のリラックス化粧水としても。


ゼラニウム

爽やかな甘い香り、虫よけ効果もあるからボディローションにも

ゼラニウム(長野県産)のハーバルウォーターは、肌に潤いとしなやかさを与えてくれます。ローズの香りによく似ていますが、甘い中にも爽やかさがあり、すっきりとした気分に。実は虫が避ける香りなので、フェイスのほかにボディローションとしてもおすすめ。


ティーツリー

深い森の中にいるような清涼感にある香り

国産オーガニックティーツリー(長野県産)が原料。中央アルプスの超軟水(高度16度~18度)で蒸留した結果、ティーツリー本来のフレッシュな香りがそのまま表れています。吹き出物ケア、大人ニキビのごわつきに。


ローズマリー

元気がでる爽やかな香り、朝の化粧水に

長野県産オーガニックローズマリーが原料。ローズマリーの気持ちを活気づける香りが、ストレートに出ているハーバルウォーターです。朝のリフレッシュ化粧水として最適。つややかでハリのある肌に。頭皮マッサージにもおすすめ。


メリッサ(レモンバーム)

昨日の気持ちを吹き飛ばして明るい気持ちに

長野県で栽培した、オーガニックメリッサが原料。乾燥肌にしっとりとした潤いを与えます。女性特有の揺らぎ肌に。メリッサのすっきりとさわやかな香りは、暗い気持ちを明るくしてくれることで知られています。


ダマスクバラ

国産だから優しい、薔薇の香りが苦手という人にも人気

長野県で栽培した、オーガニックローズが原料。国産ローズ特有の優しい香りのハーバルウォーターは、中央アルプスの超軟水(高度16度~18度)で蒸留したから。ラボは、海抜700メートルの場所にあるため、通常(約100度)よりやや低い温度で蒸留しています。気分が華やぐ香り。肌がふっくらと柔らかくなったという声が多く寄せられています。エイジングケアにも最適。

「アルテ」総合プロデューサー 水上洋子インタビュー

本物のオーガニックコスメの見本になりたいから
天然成分100%は当たり前、製造過程でも化学成分は一切不使用。
植物の力が実感できる「アルテ」のコスメ
ここ数年オーガニックコスメという言葉をよく聞くようになりました。
オーガニックコスメにもいろいろブランドがありますが、
「アルテ」はどういった特徴があるのでしょうか。「アルテ」設立にあたって、
総合プロデュースした水上洋子さんにお話をうかがいました。

インタビュー担当:小崎まどか(オーガニックコスメライター)


世界一厳しいオーガニックコスメ認証基準の旗振り役が「アルテ」

―いきなりですが、「アルテ」はどのようなブランドなのですか?
水上:「アルテ」はそもそも化粧品メーカーが立ち上げたのではなく、オーガニックライフを提言してきた「アイシス」という雑誌がもとにあります。 「アイシス」を刊行していたのは17、8年前ですが、オーガニックコスメをすすめたくても国内にはほとんどなく、海外のオーガニックコスメと言われているブランドも調べてみると少ないながらも化学合成成分を使っているものばかり。それなら自分たちで国産オーガニックコスメを作ろう!という勢いで立ち上げました。すすめる側としても消費者の立場としてもまやかしのない安心安全な化粧品が欲しいという思いは一緒ですから。 国産にこだわったのは、日本で暮らす日本人にはその土地で育つ植物がやはり合いますし、国内なら実際に見て確認もできるからです。

―「アルテ」は「アイシス」誌だけではなく、「日本オーガニックコスメ協会」も関係していますよね。
水上:海外でのオーガニックコスメ認証は、じつは基準がゆるいものが多いんです。たとえばヨーロッパで最大の「コスモス」という認証基準では、一部の石油合成成分を認めています。最低限であり肌に影響はないなどと言っていますが、防腐剤のベンジルアルコールや乳化剤のセテリアルアルコールなど、日本の旧表示指定成分も許可されています。これではオーガニックコスメとは言えません。化粧品メーカーが主体となって定めた基準のため、メーカーに都合がいいようになっているわけです。
日本人はヨーロッパに弱いですよね(笑)。“ヨーロッパの”オーガニック基準といわれると、すごく進んでいて信頼できると思いがちです。でも実態はそうではない。それなら本物のオーガニックコスメ基準を自分たちで作るしかないと。そこで「日本オーガニックコスメ協会」を設立して、石油由来はもちろん合成成分を一切使わない本当のオーガニックコスメの基準を作りました。

―「アルテ」の設立には「日本オーガニックコスメ協会」が関わったということですか?
水上:母体は一緒ですが、コスメを売るための「アルテ」というより、理想的なオーガニックコスメはどういうものなのかを実践してみせるためという意味合いの方が大きいですね。「コスモス」のようなあいまいなものではなく、とことん天然成分100%にこだわったオーガニックコスメは作ることができる、という証明です。「日本オーガニックコスメ協会」の基準は世界一厳しいのですが、決して机上の空論ではないことを各化粧品メーカーに示すのが一番の目的ですね。



薔薇を植え、育て、一切妥協のない100%天然成分のクリームが完成

―「アルテ」は国産の植物を原料にしているものが多い印象がありますが、最初に登場したローズシリーズについてはどうなのでしょう。
水上:薔薇はやはり「花の女王」。美しさと素晴らしい香りだけでなく、すぐれた薬効と美肌効果は古来から知られています。女性ホルモンを活性化させる働きも証明されていますのでエイジングケアにも最適です。
そんな薔薇の化粧品を作りたいと15年くらい前から考えていたのですが、これがいくら探しても無農薬のものが見つからない。考えてみると薔薇は消毒など手入れが大変な花ですから。
無農薬栽培の薔薇がないなら作るしかない!と、またゼロから作る流れになりました(笑)。

―なければ作ると。なかなか諦めませんね。
水上:思い込んだらしつこいですから。長野のハーブ生産者に無農薬での薔薇の栽培をお願いし、まずは植えるところから始めました。
ちなみに薔薇と一口に言っても、よく見る派手な薔薇ではありません。ああいった薔薇は交配を重ねたハイブリッドローズというのですが、美しさのみを追求したものです。それに対して昔ながらの品種がオールドローズです。薬効も香りも高いのが特長で、木自体も丈夫です。
苗木が育って実際にローズパウダーができるまで5年もかかってしまいました。

―新しく「ローズモイスチャークリーム」が発売されましたね。これはどういったものですか。
水上: ここまで100%天然成分にこだわったクリームは今までなかったと思います。というのも、水分と油分を混ぜ合わせたクリームや乳液には乳化剤と防腐剤が欠かせないのですが、それを天然成分でとなるとなかなか安定しないのです。一般に販売できるクオリティのものを作るのはとても難しくて、そのため「コスモス」でも合成界面活性剤と合成防腐剤は認められているものがいくつもあります。
この乳化と防腐の壁を乗り越えるのが大変でした。

―その壁を乗り越えられたということですね。
水上:はい。防腐剤としては「レウコノストック」という大根の根部分を発酵したエキスが非常に有効だとわかりました。製造を委託している会社には合成成分を一切使わず、レウコノストックで防腐するよう依頼したのですが、製造会社の化学者には酷だったようです。それだけでは不安だとオウバクやカンゾウなど、防腐効果が期待できる植物成分をいっぱい加えた試作品を持ってきました。相乗効果でとても安定した防腐効果が得られたので結果オーライです。
乳化にはレシチンとローカストビーンガムを使用しています。その程度ならあまり珍しくない気もしますが、水添でないレシチンはあまり見ませんね。水添レシチンはもとが天然成分の合成界面活性剤です。レシチンの原料も遺伝子組み換えではないものを使っています。
製造会社にとっては無理難題を押し付けられたかたちだったと思いますが頑張ってくれました。2年もかかりましたが、完全に天然成分100%で未開封で3年は変質しないクリームができあがりました。

「アルテ」は植物自体、製造過程、キャリーオーバーすべてがクリア

―「アルテ」はハーブ、ハーバルウォーターが基本にあると思いますが、それにも何かこだわりがありますか?
水上:もちろん。たとえば成分表示で「ラベンダー水」とあれば確かに天然成分ですが内容はさまざまです。「アルテ」で使っているハーブはすべて長野県で無農薬栽培されたもので、水は中央アルプスの超軟水を使用しています。パーフェクトを目指し、可能な限り良い素材にこだわっています。
ハーバルウォーターに防腐剤として加えているユズ種子エキスなども同じことが言えます。また植物を抽出する溶剤は、いわゆるキャリーオーバー成分なので抽出法を明記する義務はありませんが、「アルテ」では、合成成分の溶剤は使わず、有機栽培の穀物を発酵させたお酒による抽出をしています。

―今後の「アルテ」の課題や目標は何でしょうか。
水上:「日本オーガニックコスメ協会」の認定基準をクリアした化粧品にはJOCAマークをつけることができます。もちろん「アルテ」は全商品についています。JOCAマークが広まり、JOCAマークがついた化粧品がもっと増えて消費者の選択肢が増えてほしいですね。
「アルテ」は日本のオーガニックコスメの水準を上げるという役割があると考えています。実際に合成成分ゼロで作ることが出来ているわけですから、ほかのコスメメーカーにも製造会社にも参考にして頑張ってもらいたいです。そして世界一厳しい日本発のオーガニックコスメ基準がもっと世界的に認知されていくことを願っています。
より厳しい基準は、オーガニックコスメがさらに消費者から信頼され、支持されることでしょう。また次世代の健康を守る上でも貢献できることと思います。

アルプスのハーブ物語 ハーブ図鑑

アルプスのハーブ物語 ハーブ図鑑

大自然が育む
『アルプスの国産ハーブ物語』

東に南アルプス、西に中央アルプスに囲まれた、長野県飯島町にアルテの植物原料を採取するハーブガーデンが広がっています。飯島町は年間を通して一日の気温の差が大きく、質の良い農作物が育つことで知られています。中田切川には清らかな中央アルプスからの水が流れています。大地は潤い、さわやかな風が行き交い、ハーブを栽培するには最適な環境です。  ハーブガーデンでは一切農薬を使用していません。手間暇を惜しまずに、愛情をたっぷりと込めて育てることで、ハーブの持つ力が最大限に発揮されるからです。それぞれのハーブの蒸留には山の湧水を使い、添加物や合成保存料は加えずに作っています。天然成分100%、植物の本来の香りを大切にした芳香蒸留水です。顔だけでなく、髪やからだ、全身にお使いください。心地良い香りの国産ハーブ水が日々、心身の美と健康を促進してくれます。

ハーブについて

古代の人々は生活の中で、肌を美しく健康にする様々な薬用植物(ハーブ)を試し、活用していました。日々、植物の恵みを受けていた彼らは、おおいなる自然に敬意を払い、そしてまた自分自身も大自然の一部であることを体感してきました。

植物を使ったスキンケアは、長い時を超えて次世代へと伝えられてきました。そのなかで、安全性や効果が確かめられてきたものだけが残されてきました。

ハーブを使ったスキンケアは、私たちの先祖が残してくれた大切な知恵であり、財産でもあります。毎日の生活にハーブを取り入れて、美しく健やかな肌を手に入れてください。そして、ハーブという小さな大自然を通して、自然との繋がりを感じてください。

ハーバルウォーターとは

芳香植物(ハーブ)から「水蒸気蒸留法」によって精油を採り出すときにできる液体です。「水蒸気蒸留法」は、植物を蒸留釜で熱してあがってきた蒸気を冷却します。蒸気を冷却すると2層に分かれた液体となります。上の層に精油が浮かびあがり、下の層にできるのが芳香蒸留水です。

ハーバルウォーターには、水溶性の芳香成分が多く含まれています。また油溶性の精油成分もわずかに溶け込んでいます。その結果、それぞれの精油が持つ効果や効能が穏やかに働きかけます。

ハーバルウォーターは化粧水だけでなく、ボディローションやヘアローションとしても使われてきました。弱酸性なので肌の通常のpH(ペーハー)に近いため、刺激が少なくやさしい使い心地です。またエタノールが入っていないので、敏感肌の方やエタノールに反応してしまう方にも安心です。

アルプスのハーブ物語 ハーブ図鑑 INDEX

ゼラニウムラベンダーダマスクバラクラリセージ
メリッサ(レモンバーム)カミツレティーツリーローズマリー

ゼラニウム

ゼラニウムは、遥か昔、すばらしい治癒力があるとして、病気やケガの治療に使われていました。19世紀初頭に、フランス人が初めて商業用としてゼラニウムを栽培しました。その後、南西インド洋上に浮かぶ香りの島、レユニオン島で生産されるようになりました。

ゼラニウムは、ローズの香りにとてもよく似ていますが、甘いなかにもさわやかさのある香りです。ゼラニウムには、「シトロネロール」、「ゲラニオール」、「リナロール」などの芳香成分が含まれています。皮膚を再生したり、細胞の成長を促進する作用があります。肌にハリを与える全身用ローションとしてもおすすめです。「シトロネロール」は、昆虫が嫌がる香りなので、天然の虫除けローションとしても使うことができます。

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ラベンダー

ラベンダーは古代ローマの時代から人々に愛されてきたハーブです。ラテン語で「洗う」という意味の「ラワーレ」という言葉が語源とも言われています。からだを水で洗い清める沐浴や、傷の手当てに使われていたそうです。

中世では、ラベンダーは僧院の薬草園で広く利用されていました。ラベンダーがヨーロッパ全土に広まったのは、ドイツの「植物学の祖」と称される修道院長のヒルデガルドの功績と言われています。

ラベンダーは、傷や炎症を抑えて治りを早くする作用があります。シェービングで傷ついてしまった肌をやさしく癒します。また、ニキビの原因となるアクネ菌を穏やかに殺菌する作用もあります。収れん作用があり、引き締め効果も期待できます。

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ダマスクバラ

バラは姿や色の美しさ、そしてその香りから「花の女王」と称えられてきました。古代エジプトのクレオパトラや、中国の楊貴妃といった歴史上でもっとも美しいとされる女性たちは、その美貌と若さを保つために、化粧品や香料、入浴剤など様々な形でバラを取り入れたそうです。

ダマスクバラは、バラの原種「オールドローズ」の中でも最も香り高いことで知られています。甘く優雅でうっとりするような香りです。心のバランスをとり、より良い精神状態へと導いてくれます。

バラは硬くなった肌を柔らかくして、潤いと弾力を与えます。また、くすみを予防してメラニン色素を抑える効果もあり、透明感のある素肌へと近づけてくれます。またバラの香りは、女性ホルモンを活性化するので、気持ちを明るくして若返らせます。

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クラリセージ

クラリセージの名前はラテン語の「クラルス」から由来しています。「明るい」、「清浄な」という意味です。古代にはクラリセージが眼の洗浄に利用されていたことから、「クリアーアイ」(Clear Eye)とも呼ばれてきました。

クラリセージは「酢酸リナリル」という成分を含んでおり、精神やからだに対して強い鎮静作用を持ちます。クラリセージは、甘さのなかに、少しスパイシーさのある香りです。心とからだの緊張がほぐれてリラックスすることができます。また目が疲れた時に使うと、スッと楽になります。

肌に対しては、過剰な皮脂分泌を抑えます。ニキビや吹き出物になりやすい肌質を改善して、オイリー肌による荒れを予防してくれます。

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メリッサ(レモンバーム)

メリッサは、ギリシア語の「蜜蜂」を表すmelittenaという言葉が名前の由来だと言われています。蜜蜂が好む蜜を持っていることから、この名前が付けられたそうです。レモンによく似た、シトラスの香りのするハーブで、別名「レモンバーム」です。

ギリシア神話では、「メリッサ」という女性が「ゼウス」にハチミツを与えて育てたと言われています。メリッサを使って多くの蜜蜂を引き寄せ、美味しいハチミツを作っていたそうです。

メリッサは肌への高い保湿力が特徴です。カサカサとして粉を吹いてしまう肌に潤いを与えてしっとりとした肌質へと導きます。また炎症を抑え、和らげる作用もあります。乾燥によるかゆみを鎮めて、荒れてしまった肌を整えてくれます。

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カミツレ

カミツレは、4000年以上前の古代バビロニアで、薬草として用いられていたと伝えられています。様々な薬効があり、ヨーロッパでは「お医者さんのハーブ」と言われ、家庭の常備薬としても知られています。カミツレの語源は、ギリシア語で、「りんごの花のような香りのする花」。その名のとおり、甘い蜜のような香りで、よくりんごに例えられます。

カミツレには、すぐれた鎮静作用があります。かゆみや肌荒れなどの炎症を和らげます。カミツレは作用がとても穏やかです。刺激が少ないので赤ちゃんや敏感肌の方でも安心して使うことができます。またカミツレは皮膚の炎症やアレルギーを防ぎます。肌のバリアを強くする働きもあり、アレルギーやアトピーに負けない肌へと導きます。

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ティーツリー

ティーツリーはすぐれた殺菌、抗菌力を持つハーブです。原産国であるオーストラリアでは、何千年も昔から先住民のアボリジニの人々によって怪我や皮膚の治療に用いられてきました。1925年には、オーストラリア国立博物館館長のアーサー・ペンフォールド博士がティーツリーの木から採れる精油に、当時主要な抗菌剤であった「石炭酸」の3倍以上の強力な抗菌性があると発表したほどです。

ティーツリーの強い殺菌力は、ニキビや吹き出物の予防・改善に特に効果を発揮します。ニキビの原因である黄色ブドウ球菌やアクネ菌を殺菌して肌を整えます。毛穴に汚れが詰まり、アクネ菌が繁殖してしまった赤いニキビも穏やかに殺菌して、なめらかな素肌へと導きます。ティーツリーは、森を感じさせるすがすがしい香りです。

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ローズマリー

ハーブの中でもとくに香りが高いことで知られています。古代ギリシアでは、頭をすっきりして記憶力を高めることから、学生たちが髪にローズマリーの小枝をさして勉強していたとか。そんなローズマリーは「記憶」や「思い出」の象徴として結婚式や葬儀などに使われていたそうです。

ローズマリーはさわやかな香りで、使用感もさっぱりとしているため、頭皮のマッサージに適しています。ローズマリーには血行促進作用もあり、頭皮の血流を促し、栄養を行き渡らせます。抜け毛や薄毛の予防・改善に効果的です。また、ローズマリーは頭皮の油分のバランスを整えてくれるので頭皮のフケを予防、改善します。頭をすっきりとさせる働きがあり、運転や勉強前の使用もおすすめです。

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